OLからの脱出5

羊の群れの中のゾンビ

ハタから見れば、お気楽この上ないOL。
でも、苦しい日々でした。

ある日のこと。
大量の計算用紙を前にしていたら、不覚にも涙が流れてきました。

なんで私はこんなに嫌いなことをやっているんだろう?
いったい、どこで間違ってしまったのだろう?

惨めな気持ちでいっぱいでした。

でも、この話を同僚にすることは、ありませんでした。

仲間はというと、みんなしてお相手探しに燃えています。
「あー、いいことないかなぁ・・・・」
「早く幸せになりたーーーい」

と言いながら、合コンに行ってます。

うーむ。ある意味うらやましいぞ。

 同じ会社の(出世しそうな)総合職と結婚して退職することが、「幸せ」なのです。疑問などありはしません。まっすぐ、突き進んでいけるのです。

これは、まさに現代で言うところの「勝ち犬の思考」です。

 で、誰かが「幸せ」になると、みんなでわざわざ婚約した仲間の課に行って、指輪をチェックしたりするんですね。

「××さんの指輪見た? 大きいダイアモンドなんだぁ〜。やっぱり××商事の人は違うよね〜(はぁと)
「うらやましい〜」

「うらやましい〜」などとゾンビのような顔で同調してみる私。



ぜんぜん、うらやましくねーんだよ・・・あー、早く帰りたい。(←心の声)。

が、そんなことを言うともちろん場がしらけてしまいます。

みんないい子。
でも、いまいち話が合わん・・・。

かといって、この会社に長くまじめに働くことには恐怖を感じていました。 行くも地獄、戻るも地獄(大げさだが・・・)という感じでした。


OLからの脱出6


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