OLからの脱出 9
数打っても・・・当たらない

■退職してはみたけれど
 
ついに、引継ぎを終えて退職の日となりました。
できれば、失業保険のもらえる3ヶ月よりも前に再就職したかった私です。
 
次の仕事は、

・コンピュータ関連職
・ライター

のどちらかと決めて、就職活動をすることにしました。

で。まずはコンピュータから責めることにしました。
当時は求人も多かったのです。
 
が、夫が持っていた情報処理のテキストを数冊読んで、あっけなく挫折。
いきなり二進法かい!!!
ギャーッ・・・。

数学嫌いの私は、これはダメだとさっさと見切りを付けました。

ではライターになろう。(←安易)
就職情報誌を数冊購入。
ライターを募集している会社をチェックしはじめました。
 
探せば、結構ライターの募集はありました。
音楽関係・・・旅関係・・・医療関係・・・。
 
しかも「未経験者可」だって、結構ある! 片っ端から応募しました。
 
はじめに受けたのは、六本木にある洋楽のミニコミ誌を作っている会社です。
私を面接してくれるくらいなので、当然「未経験者歓迎」。
作っているものは、見たことも聞いたこともないパンフレットのような雑誌。
 
でもまぁ、音楽なら得意分野だ、これは何かの縁かも知れない!
 
と一人で胸を高鳴らせる私。
よく考えたら、音楽が嫌いな人はあんまりいないような気もするんですが・・・。
このあたりが、アホです。
まったく経験もないくせに、なぜか自信満々でした。
 
が。
 
面接では、私の音楽の嗜好ではなく、経験ばかりを聞かれました。
 
「1月にどれくらいCD買います?」
「××(←ソフト名)を使った経験は?」
「××とか読んでます?」
「××ってわかります?」
 
空気が、なんとなく、寒い。
 
失礼ですが、前の仕事とは何も関係ないですよね
とも言われました。
 
で、やってきた不採用通知。


それでも、「そういうこともあるさっ」と楽天家の私は、相変わらず自信満々で、次次に履歴書を送り続けました。
たぶん、20回は書いたと思います。

ええ。
もちろん、片っ端から落ちました
いえ、拾ってくれるところも無いではなかったのですが、そういう会社はどこか変でした。

でも、なぜか落ちてもあまり落ち込まず、せっせと履歴書を書いては、
「やる気」
をアピールし続けました。

というか、やる気以外に私には何も無かったのです
今思うと、「やる気」しかアピールできない=何もできない」に等しいことがわかるのですが、当時はそんなこともわからず、「やる気なら誰にも負けん」などといきまいていました。
 


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