2004年 DVDレコーダーの選び方 

〜規格乱立なんて恐くない〜

 DVDレコーダーはずいぶん価格が下がりました。
が、相変わらず規格がごちゃごちゃしていてわかりにくいですね。

 まずは、メーカーごとの特徴をおさえておきましょう。以前はパイオニアと松下電器・東芝の3社を押さえていればよかったのですが、メーカーがかなり増えてわけがわからなくなってきました。

★選択のポイント1 ハードディスク搭載は必須
 使ってみるとわかりますが、ハードディスクに録画することのメリットは計り知れません。空きディスクを探す必要がなく、録画したいときにボタンをぽんと押せます。
 でも、こまめに録画内容を消すのは面倒です。
 容量は大きければ大きいほどよいです。200GBなんて、あっという間に録画しちゃいますよ。

★選択のポイント2 規格は「DVD-R」に注目する
 DVDは規格争いの結果、ほんとーにわけがわからない世界になってしまいました。もっともわけのわからないのが、書き換え型です。DVD-RAM、DVD-RW、DVD+RWと3種類あります。

 でも、結局のところ「DVD-R」が付いていれば、ほとんどの人に映像を渡すことが出来ますのでご安心を。

 また、DVD−Rへのダビング時にはDVD-Rの速度が速いほうが、処理時間が短くてすみますよ。
 なお、WOWWOWなど、著作権保護のついた映像を録画したい人は、書き換え型ディスクに「DVD-RAM」か「DVD-RW」を選択しておくのが無難です。

★選択のポイント3 電子番組表はあったほうがよい
 電子番組表があるか、自分の家の環境で利用できるかをチェックしておきましょう。パソコンにつないで操作できるタイプのもの(東芝など)もあります。CATVなどですと、番組表が利用できないこともあります。

★選択のポイント4 2004年の流行はWチューナーとサーバー機能
 今年の流行りは「Wチューナー」。裏番組を同時に録画できるので、見たい番組が数多い人に便利です。
 また、松下電器と東芝などが、サーバー機能を持った高級機を投入しました。サーバー機能があると、家の中の別のパソコンなどから、レコーダーの映像を見たりできるのです。
 ただし、使いこなすのにはそれなりに知識が必要になりますので、「サーバーって何」という人は買わなくてよいと思います。

★選択のポイント5 価格はあまり高くないものを
 なかにはうん十万という価格の製品もありますよね・・・。
 けれども、ハードディスクの寿命は5年と言われています。ですから、あまり高額な製品を購入するのも考え物です。5年後には、少なくとも買い換える可能性が高いです。VHSレコーダーとはそのあたり違いますので注意します。

★選択のポイント6 VHSテープをDVD化したいなら、VHSテープつきのものを
今あるVHSテープ資産をすべてDVD化するつもりなら、VHSとDVD、そしてHDがすべて入った製品が便利です。
 VHSとDVDだけの製品もあるのですが、これだと普段使いのときに、毎回空のDVDを用意しなくてはならないうえ、2時間以上の番組を録画すると、かなり画質を落とさないと録画できなくなるから注意したいところです。

★選択のポイント7 次世代規格はハイビジョンを撮りたい人向け

 現在、ソニーや松下電器数社が、次世代規格「ブルーレイ・ディスク」搭載レコーダーを販売しています。これらは主に今現在のハイビジョン放送を録画するために作られている高級機です。
 今のハイビジョンファンなら価格に目をつぶって選択肢に入れるのもありですが、「長く使えそう」という理由で買うのはやめておきましょう。
 実はブルーレイ・ディスクにはライバル規格「HD DVD」があって、どちらが有利になるか今のところ微妙です。
 さらに、ブルーレイ・ディスク自体、規格開発中で、今後さらに大きい容量の規格が登場予定です。(が、現行機で新規格のディスクの読み書きができるかどうかは今のところわかっていません)

 また、昨年私はこのコーナーにて「2層ディスクのレコーダーが2004年の年末には登場するかもしれない」と書いたのですが、どうも2層ディスクは価格が下がらず、普及が遅れているようです。
 ということで、2層ディスクのレコーダーを待つのは、少々時期が早すぎるかも知れません。(場合によっては2層ディスクをすっとばして次世代ディスク・・・というのもありえます)

★DVDレコーダー ・メーカーごとの違い
メーカー名 おもな使用可能ディスク 特徴
パイオニア DVD-R、DVD-RW
世界ではじめてDVDレコーダーを開発したメーカー。DVD-R/RWの推進メーカーなので、高速DVD-Rディスクへの対応が早いのが特徴。DVD-Rをばんばん焼きたい人に向いています。
東芝 DVD-R
DVD-RW
DVD-RAM
こちらはハードディスク搭載型のDVDレコーダーの元祖。HD付レコーダーには定評があります。社内の熱血漢が一人で好きに作っているという噂どおり、マニア受けする細かい編集機能が受けています。パソコンとの連携をする人にお勧め。
松下電器産業 DVD-RAM、DVD-R おそらく、日本で一番メジャーなレコーダーはやはりDIGAかな。DIGAシリーズが売れている松下電器は、VHSの置き換えとしてレコーダーを位置づけているようです。とにかくラインアップが豊富なのが嬉しい。DVD-RAMの推進メーカーでDVD-RAMドライブの安定性には定評があります。
ソニー DVD-R、DVD-RW(機種によりDVD+R、DVD+RW) PSXとすご録の2ラインがあり、内容はかなり違うので注意が必要です。同社は長いことDVD+RWの扱いに悩んでいたため、機種ごとに扱えるディスクが違ったりしますからよく調べて買うこと。キーワードを入れて勝手に録画してくれる「おまかせまる録」機能が魅力
シャープ DVD-R、DVD-RW シャープは地上デジタル対応レコーダーやブルーレイ・ディスクレコーダーなど、ハイビジョン録画に対して早くから、積極的なアプローチをしています。DVDレコーダーではパイオニアと近く、DVD-RW派です。
三菱電機 DVD-R、DVD-RW 三菱電機の「楽レコ」シリーズは後発ながら、価格と性能のバランスで結構売れているようですね。こちらもDVD-RWを搭載しています。
日立製作所 DVD-R、DVD-RAM、DVD-RW 日立製作所のWOOOシリーズは、CS放送に対応していたり、マルチドライブを搭載していたりとバランスが取れているのが魅力です。
日本ビクター DVD-R、DVD-RW、
DVD-RAM
日本ビクターは松下電器と資本関係があるのですが、OEMではなく、独自に製品を作っています。そして、ビクターは「画質の良さ」で勝負しています。ライバル会社の技術者いわく「ビクターのほうがうちより画質がいい」そう。
NEC DVD-R、DVD-RW NECはパソコンとの連携を考えた、ホームサーバーに近い独自のアプローチを取っているメーカーです。同社のAXシリーズは家電ライクな他社製品とはちょっと毛色が違いますが、パソコンとの連携をしたいマニアには大うけ。使い勝手もかなりよいと評判です。

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